株式会社ダスキン会長が、経営と信仰を一つにする道、人生の確かな指針を、心をこめて語る。
駒井茂春 著
四六判並製
目次
はしがき
I「巧」より「徳」の企業経営
―――経営は道を求める
1 損の道は損にあらず
- 人のために尽くす「ひのきしん」
- 大いなるものへの祈り
- 祈りの風土
- 神様のモノサシ
- 「成ってくるのが天の理」
- 徳どおりの道
- 九九・九パーセントまで親の徳
- ほんとうのタネまき
2 人をどう育てるか
- 働きさんを本体あらしめる
- 「いる気」と「やる気」
- 「なるほど」の心を植えつける
- いかにやる気を起こさせるか
- 丹精こめてこそ人は育つ
- 「なにごとも喜べる心」を養う
- 「誠ひとすじ」が人を動かす
- 能力をだし切る
- 納得させるための仕組みづくり
3 経営は道を求める
- 色あせた経済学
- 世界に対して徳を積む
- 「プロフィット」と「ゲイン」の違い
- 天然自然の道
- 「勇み」の心
Ⅱ喜び勇むための一〇ヵ条
―――大いなるものの教え
研鑽する心の姿勢を
1 感謝と反省―――生かされている自覚
- 「感謝する心」こそ人間の原点
2 謙虚であること―――大いなるものへの畏れ
3 苦労を喜べる心―――祈りの大切さ
4 ピンチに強い人間―――成ってくる理を喜ぶ
5 「だし切る」誠実さ―――誠は天の理
6 想像力を養う―――信仰と天職発想から
7 拝みあいの人間関係―――たすけあいの精神
8 陰徳を積む心がけ―――他人のための苦労
9 よき信頼関係―――縁は神様がつないでくれるもの
10 心のバランス―――ほんとうのやすらぎは信仰から
Ⅲ親の徳に守られて
―――私の履歴書
1 高う買うて安う売る
- 「ダスキン」の名前の由来
- 創業者との出会い
- 教祖の「商売」の至言
- 『天理教教典』の貴重な教え
- 「みなさまと共同事業を」
- ガラス張りのドーナツ店
- 明朗・清潔の功徳
2 大いなるものからの光
- 「この子はたすかるよ」
- 南方戦線で
- 収容所で餓死をまぬがれて
- ほんとうの苦労が喜びを生む
- 神様のおしかりを受けて
3 心は「にをいがけ」
- 誤りのない人生哲学
- 親の徳で〝いま〟がある
- ついている人、ついていない人
- つきが落ちるとき
- お道の経営のサンプルに
Ⅳ人間成長のために
―――指導者の条件
1 大望をもて
- 先哲に学ぶ
- 収心の則
- 次代の新しい指導者とは
- 後継者に求められるもの
2 頑張ることはおもしろい
- 人生は自分の晴れ舞台
- いつも笑顔で
- いたわりのひと言
- 教育の3H
- 花嫁修行とフレッシュ・レディ修行
- 意味のある失敗を
- 女性の時代に
3 二一世紀へのチャレンジ
- 聞く耳をもつ
- 企業の成長は働く人の成長の総和
- 人は時分になにを求めるか
- 仕事は人間成長の場
- 新事業のためのセオリー
- ダスキン企業集団、三つの大切
終わりに 生活実践の教え---陽気ぐらし
1 モノの豊かさより心の豊かさを
- 陽気ぐらしの意味
- 内助の功
- 家庭教育の大切さ
2 やさしき心になりてこい
- 教祖への絶対信頼
- プラス発想
- 親が子どもに護れるもの
- 生活実践の教え