道友社 編
中山善衞・3代真柱様は、立教161(平成10・1998)年4月26日をもって、中山善司・4代真柱様に真柱の理を譲られました。本書はこれを機に、3代真柱様が真柱の理を受け継がれてからの約30年間に、いろいろな場所やその時々に話された“お言葉”の中から、本書のテーマに沿ったものを選び、一冊にまとめたものです。
収められているのは、春秋の大祭での神殿講話、各種講習会や新任教会長の集いでの話、また各教会・教区での話など51編です。
教会長に対するお話が多くなっていますが、それだけ、3代真柱様が教会の芯たる教会長に寄せられた思いの強さを表していると言えるでしょう。しかし、教会内容の充実は、集まる人々みんなの一手一つによってご守護頂けるということは、言うまでもありません。
3代真柱様は、常に「教会内容の充実」と言い続けてこられました。立教160年春季大祭では、「教会内容の充実は、私の悲願であります。どの教会も和気あいあいとした雰囲気に包まれておつとめをし、土地所の陽気ぐらしの原動力となってくれることを、くれぐれも希望してやまないのであります」と話されています。その熱い思いにこたえるためにも、この本は、教会にかかわる人全員に読んでいただきたい一冊です。そして、私たち一人ひとりが、教会内容の充実を担う一員であるとの自覚を持ち、努力を積み重ねていきたいものです。
四六判上製/192ページ