道友社編
だれもが幸せを願って結婚し、家庭を築くはずなのに、なぜ望まぬ方向に進んでしまうのか――。「夫婦、親子の絆の弱まり」は、いまや深刻な社会問題となっています。
理由が多様化する離婚、希薄化する親子のコミュニケーション、お年寄りの一人暮らしの増加と孤独死、幼児・児童の虐待、学級崩壊、青少年による犯罪の低年齢化・凶悪化など、家庭に端を発すると思われる問題は枚挙にいとまがありません。
本書は、これらの問題の根底にある家庭を治めるための心得を、お道(天理教)の教えに則して語るものです。具体的には、「夫婦」「親子」「嫁姑」の3つをテーマに、教内の第一線で活躍中の28人に、それぞれの「治まりの秘けつ」や「エピソード」をつづっていただいています。
「夫婦編」22編、「親子篇」22編、「嫁姑編」16編の構成で、1話平均3ページと、読みやすい長さになっています。
ベテラン布教師らが語る家族円満の秘けつやさまざまな体験談の中に、お道の教えに基づいた心の持ち方・治め方を少しでも感じ取って、日々の暮らしに生かしていただければ幸いです。
四六版並製/240ページ