道友社 編
平成8(1996)年に第1集、平成9年に第2集が発刊された、同名シリーズの第3弾です。
本書は、「読者が参加した本がつくれないか」との企画から生まれました。人はだれしも心の中に“小さな宝物”ともいうべき体験があるものです。その体験を披露してもらい、読む人の心に小さな灯をともしてほしい……、そんな思いでつくられたものです。
第3集は平成12年に刊行、7歳の小学生から89歳になる天理教の教会の前会長まで、教内各層の69人が記した79の短編が収録されています。
ある一言が後の人生を支えた話、にをいがけ・おたすけで得た感動、勇んだ活力のある教会の姿、不自由の中から体験した喜び、ひたすら神を信ずる信仰者の歩み……。こうした内容がさりげなく、ほのぼのと、また、さわやかにつづられ読む人を引き付けます。
暗いニュースが目立つ昨今、特に、青少年による凶悪犯罪に心を痛めている人も多いのではないでしょうか。本書には子どもを育てる上でも、とても参考になる体験談が詰まっています。一人でも多くの人に読んでいただき、信仰の喜びの輪が広がればと思います。
四六判上製/252ページ