澤井勇一 著
本書は『みちのとも』誌上に昭和61（１９８６）年から平成12（２０００）年にかけて連載された「おさしづ抄」をまとめたものです。
この連載は、天理教原典の一つ『おさしづ』（改修版）全７巻の中からお言葉を抜き出し、著者の理解を添えて、読者の生活に役立てていただくことを目的に執筆されたものです。
著者は、天理教校本科講師を務める一方、敷土分教会長として教務に携わる中、14年間ほぼ毎月欠かすことなく原稿を書き続けました。
「おさしづを読む」とタイトルをつけて162回分の連載を一冊にまとめるに当たり、その思いを次のようにつづっています。
「『おさしづ』を読ませていただくと、こころに残るおことばがある。（中略） 日常の常識をくつがえすことばが、ふしぎにも『おさしづ』を読むと、こころに残される。（中略） さあこまった。行き詰まった。こう思うとき、『おさしづ』のことばを、口に出してみることだ」（「はじめに」から） 信仰実践の中から編み出された文章は、繰り返し読むごとに、違った印象を与えてくれます。また、声に出して読むことで、一層深く味わうことができます。
１編が見開き２ページと、朝席、あるいは講社祭などでのひとこと話の題材にも最適です。『おさしづ』の世界を知るよすがとして、ご活用ください。
四六判並製/368ページ
