今日は晴天、今日は雨 おさしづ百の教話集

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安井幹夫 著

 天理教一広分教会長である著者は、『みちのとも』に5年以上にわたって「おふでさきを学習する」を執筆。また、長く天理教校等で教鞭を執ってきましたが、この本は、そういった研究者や教育者の立場からではなく、一教会長の、ようぼく・信者に向けたメッセージとして書かれたものです。おさしづの一節を引き、それをもとにして、暮らしにおけるお道(天理教)の人らしい心の置きどころ、思案の仕方などを短い教話の形でまとめています。
 100編の教話は、「道」「日々・旬」「神の守護」「身上・事情」「にをいがけ・おたすけ」の5つの項目ごとにまとめられ、1編が見開きの2ページで完結しているので、どこからでも読むことができます。朝席などで、毎日1編ずつ読むのに最適です。いずれも、よふぼくの勇み心をかき立てる、明るい説き方が特徴です。
 おさしづは、人間の側からの、特に身上・事情の伺いに対するものが多く、時には厳しいお言葉も見受けられます。しかし、それもこれも、親神様の子供可愛い一条の親心からの急き込みにほかなりません。おさしづの一節から引用された書名には、「今日は晴天、今日は雨かと、どんな日も親神様のご守護として、日々を喜んで通らせていただくことが、何より大切なこと」との思いが込められています。
 本書は、ようぼくの生き方を見直す格好の手引き書となるでしょう。
四六判並製/244ページ

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