天に何を祈りますか?

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池和芳 著

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 本書は、天理教新潟大教会長である著者によってつづられた信仰随想集です。大教会で毎月発行するにをいがけ用チラシ「小新だより」から選んだ35編と、かつて『天理時報』に連載した25編のエッセーからなります。
 著者は、天理高校から京都大学へ進み、大学院博士課程を修了した昭和49(1974)年、天理教校附属高校(現・教校学園高校)の開設に伴い、教諭として赴任。その後、平成6(1994)年、新潟大教会長に就任します。「小新だより」は、新潟の地に戻った著者夫婦が、教会周辺を戸別訪問するときの“あいさつのしるし”として平成8年から配り始めたものです。
 本書の構成は、「天然自然の変わらぬ営み」「移ろう季節の中で」「『世界の鏡』に映るもの」「神のふところに抱かれて」の4章。全編を通じて、親神様の親心あふれる世界に身を置く幸せが、また一人の信仰者としての自らの生き方を問いただす厳しさが、そこはかとなく漂い、心を打ちます。
 自然や風土を通じて、あるいは社会や身近な出来事をめぐって「さて、あなたは天に何を祈りますか?」と読者に問いかける一冊です。
四六判並製、240ページ

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