道友社編
この本は、平成14(2002)年から教祖百二十年祭直前の17年末まで、4年間にわたって『天理時報』に連載された「おたすけ百話」から、特に印象深い36編を選んで一冊にまとめたものです。
同連載は、年祭活動推進の一助に、教友の勇みの糧にとスタート。年祭活動に励むようぼくの“たすけ心”をかきたてるものとなりました。 取材にあたった当時の記者は、教会長、前教会長といった方々に、「これまでの道中で、一番心に残っている〈おたすけ〉の話を一つだけ聞かせてください」とのお願いだけをして、話を伺いに出向いたといいます。
「あとがき」には「訪ねた先々では、おたすけに専心される方々の尊い姿に感激し、親神様はありがたい、教祖はありがたい、おつとめはありがたい、おさづけはありがたい――との思いを深めるのが常であった。そうした中、話される方も、聞くこちらも、共に感涙を抑えきれないということが少なくなかった」と記されています。
布教師として長年、この道を通ってこられた方々にも、同じように「心に残るおたすけ」があると思います。また、これから道を歩まれる方は、この本を読めば「こんなおたすけをしてみたい」と思われるでしょう。
そして何より、日々おたすけに携わっている方には、迷ったり、悩んだり、疲れきって気持がなえてしまったようなときに、この本を開いてもらいたいと思います。きっと勇気と力がよみがえることでしょう。
おさづけの理はもとより、ぢばの理、伏せ込んだ理……、まさに“理は鮮やか”。親神様、教祖は、おたすけ人の誠真実の心を受け取って、必ずやおはたらきくださいます。
四六判並製、248ページ