【内容紹介】
教祖五十年のひながたは つとめ完成への道!
みかぐらうたに込められた教祖の切なる思召を求め 信仰者の成人への道をやさしい口調で語りかける。
永尾隆徳 著/四六判並製/280ページ
本書の内容は、天理教本部員であり、西陣大教会前会長である著者によって、立教169年1月から170年7月まで『みちのとも』に連載されたものですが、さらに遡れば、かつて某大教会で行われた「みかぐらうた研修」での講話がその台となっています。単行本化に当たり、「みちのとも」には紙数の関係から割愛した個所も加えられていますので、連載時より大幅に加筆した形になっています。
講話で聴衆に語りかけた口調をそのままに、おうたの解説はもとより、著者の体験談や先人の逸話などもふんだんに盛り込まれており、みかぐらうたをより身近に感じさせてくれることでしょう。
「あとがき」に「みかぐらうたは、本教原典の中でも最も身近に口ずさまれ歌われるもので、信者であるかぎり、それはまず朝夕のおつとめに唱え続けて日々を送るのであります。しかもみかぐらうたには、信ずる者、道につながる者の、親神様へのお慕いやおすがりの言葉も数多いのです。さらに、信仰の成人の道中に、また身上や事情をお見せいただく節々のなかに、いまの己が心境そのままと受け取り、悟る場面もしばしばのものがあり、それがいずんだ心に勇気と勇みをお与えいただくよすがとなることは、誰しも体験のあるところでありましょう」とあるように、つとめに込められた教祖の深い思召、とりわけおうたの一首一首に込められた理合いを銘記して、おつとめを唱和し、ときに口ずさませていただきながら、成人の糧とさせていただきましょうという著者の思いが込められた一冊です。教会長のみならず、よふぼく・信者の方々もぜひ、ご一読ください。
【目次】
はじめに
- 「みかぐらうた」という名称について
- みかぐらうたの特質
- たとえを用いて表す
- 表現が簡潔、端的
- 数え歌 ――大衆的・民謡的な形
- 方言 ――親しみのある言葉から
- みかぐらうたの制作年代
- 教祖自らご教示くだされた
第一節〜第三節
- 第一節 悪しきを払うて
――個人たすかり - 第二節 地と天とを象って
――夫婦・家庭のおたすけ - 第三節 一列すまして
――世界中のおたすけ
第四節
- よろづよ八首
第五節
- 一下り目
- 二下り目
- 三下り目
- 四下り目
- 五下り目
- 六下り目
- 七下り目
- 八下り目
- 九下り目
- 十下り目
- 十一下り目
- 十二下り目
あとがき