道友社 編 萩本欽一、片岡鶴太郎、藤山直美、桂米朝、ドナルド・キーン、中島みゆき……。『すきっと』10号までの中から選りすぐりのインタビュー・対談に、新たな企画を加えたスペシャル・エディション。
四六判並製/208ページ。
「すきっとした気分で暮らすために」というテーマで、平成16年に創刊された『すきっと』は、同19年12月に10号を数えました。そこで、11号を発行するにあたり、これまでに掲載されたインタビュー・対談に、連載エッセーなどの執筆者へのインタビューや対談を加え、スペシャル・エディションとしてお届けいたします。
「自分が成功したらたくさん喜ぶ人がいる、というのが“夢”。達成した本人だけがうれしい、というのが“目標”」(萩本欽一)、「この借りている身体を使って人生をどう生きて、どのようにお返しするか。そこには、何か役目というものがあると思う」(片岡鶴太郎)、「他人の幸福を喜べることが、一番の幸福じゃないでしょうか」(中島みゆき)など、きらっと光る言葉、心に染みるフレーズが満載。『すきっと』をご愛読いただいている方、初めて読む方、共に十分に楽しめる内容です。ご活用ください。
【目次から】
第一部
夢は叫ぼう! きっと誰かが聞いている 萩本欽一
ちょっとチャーミングな常識人であれ。 大林宣彦
技だけに走らない、料理は「思いやり」 道場六三郎
ニッポンに知ってほしい「美しき日本」 藤ジニー
一歩踏み出せば、必ず神様からのプレゼントが 片岡鶴太郎
感性を磨くのは、人としての気持ち 藤山直美
第二部
落語は世の中万般を語るもの、変わっていい、時代とともに。 桂 米朝
『源氏物語』が人生を決めたアメリカ人 ドナルド・キーン
捨てるということ、それが肝心 千 宗室
慣れと驕りに流されず 樋口久子
他人の幸福を喜んだり、感謝することができたら 中島みゆき
天空に円を描き、その一片の弧とならん 日野原重明・村上和雄
第三部
幸福をもたらす人生観――年齢相応の若さこそ 米長邦雄
欲を抑え、晴れ晴れと、すんなりと 神津カンナ
すきっと生きるって、精神的に自立すること 市田ひろみ
来世は流木がいい――酒を酌み 俳句に写す 往く旅路 中城健雄・吉田類