橋本 武 著
「下の一」の主な内容は、一派独立運動と上田ナライト様の事情。明治32年から始まった一派独立運動は多年にわたって請願を繰り返し、その間に教義が整えられ、組織・制度も確立されていく。そんな中、明治39年に教祖二十年祭が勤められ、その後、本席はにわかに身上障りに。刻限を通して告げられた神意は、神殿普請と、「道のつぎめ」となるべき上田ナライトの事情であった……。四六判並製/313ページ
【目次】
第一章 一派独立の請願
第一節 一派独立への誘い
第二節 第一回の独立請願
第三節 請願の反復と内容の充実
第二章 教祖二十年祭と神意の動き
第一節 教祖二十年祭
第二節 俄かの刻限話
第三節 上田ナライト様事情
【橋本武 はしもと・たけし】
明治40年(1907年)生まれ。大正15年(1926年)おさづけの理拝戴、昭和30年(1955年)本部准員、37年斐山分教会長、40年別席取次人を拝命。この間、華南伝道庁長、宣教部海外課長、亜細亜文化研究所主任、総務部調査課長、興亜部伝道課長、道友社長、にをいがけ委員会広報放送係主任などを歴任。昭和46年4月21日、65歳で出直す。主な著書に『ひながたの陰に』『ふしから芽が出る』など。