つくし救いの道 道友社文庫

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木下寿美子著

谷崎潤一郎の小説『細雪』に登場する美容師のモデルにもなった著者が、人生への悩みの中で道一条を決意。華やかな生活を捨て、教祖のひながたを求めて「つくし運び」に徹した布教の道へ――。
戦前・戦後の激動の時代、教祖を見つめて一途に生きた女性の感動の自伝。
文庫版 340ページ。

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【目次】
生い立ち――脇の浜にて
一つの節
女の職業
上海へ――パイオニアとして
お化けの花嫁
道一条へ
布教所の時代
名称を頂く
疎開の日々
逆転、再逆転
詰所づとめ
飴で作った杖
教会を売る
解決は誰がする
悲しい夫婦
「ヒロユキデナオシタ」
大海の心に
理の世界の不思議さ
台風の日
海を歩いて――垂水まで

【著者紹介】
木下寿美子(きのした・すみこ)
明治38(1905)年、神戸市生まれ。
24歳で当時一流の技術を備えた美容室を経営。
幼い時からお道の雰囲気の中に育ち、人生への悩みから31歳で道一条を決意。
昭和13(1938)年、大和布教所設置。
17年、夫木下一夫が尼ノ浦分教会長就任。
26年、教会移転とともに名称を「天浦」と変更。
45年10月から51年4月まで天浦分教会長。
天理よろづ相談所事情部講師などを務めた。
平成13(2001)年8月11日、96歳で出直し。

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