友永 轟 著
「おたすけの志」が診療の原点
〝祈りのこころ〟で患者に寄り添い続けて半世紀、
ようぼく医師がつづる「医療と信仰」。
『天理時報』連載「暮らしと健康」(平成15年) を含むエッセーや、これまでの講演原稿、書き下ろしを収録。医療編・信仰編から成る全31篇。
医者には、医学の理屈と実際の事情との間をうまく取り持つ人間くさい仕事があるのです。なんとか理屈通りの治療を受けてもらい、治っていただきたいと願うとき、〝おたすけの志〟が心の支えとなるのです。
(本文から)
(本文から)
【目次から】
病だけでなく人を診る手のぬくもり
社会で生きるお年寄り
薬も神の恵み
遺伝子のスイッチと信仰
糖尿病とおたすけのこころ
認知症を生きるということ
おやさまの手のように
出直し
守られて生きる
信仰で包み込む医療めざして
生きながらにして生まれ変わる
……ほか
【著者プロフィール】
友永 轟(ともなが・ごう)昭和20年(1945年)生まれ。同39年、天理よろづ相談所病院「憩の家」管外扶育生として大阪大学医学部入学。同45年、卒業。同相談所病院健康管理室副部長、川崎医大助教授などを経て、平成3年(1991年)、友永循環器医院を開業。帝眞分教会教人。著書に『おやさまの手――医療ようぼくへの道を求めて』(道友社)がある。
四六判並製/248ページ