西山輝夫 著
【内容紹介】
「わが心の教祖」はここに教祖のひながたは遠くにあるものでも、特別な人のためにあるものでもなく、この道を歩むわれわれのためにお見せくださった信仰生活の定規である。
教祖の道すがらをたずね、天理教信仰のさまざまな角目を、現代の問題としてとらえてゆく。
道友社内でチームを組み、史料を集め、討議を重ねたものを、道友社編集委員(当時)の西山輝夫氏が代表執筆。原典をはじめとする膨大な史料を用いながら、ひながたの背景を丁寧に追っていく。昭和52年に刊行された同タイトルの文庫化!
【目次から】
- 立教をめぐって
- 貧に落ち切る道
- 中山家の人たち
- 道あけのころ
- 初期の信者たち
- つとめ場所の普請
- 異端と幕末の事情
- 原典の世界
- 秀司先生の結婚から
- 天の与えと行
- 組織的迫害始まる
- 道の上の変化
- ぢば定めについて
- こかん様のこと
- 応法の道と秀司先生
- 迫害の嵐の中で
- 神道本局の締めつけ
- 神人問答
- 教祖のひながた
【著者プロフィール】
西山 輝夫(にしやま てるお)
大正15年(1926年)、兵庫県小野市生まれ。昭和27年(1952年)京都大学文学部哲学科卒業。道友社編集委員、天理教校その他講師、韓国国際大学客員教授などを歴任。
主な著書に、『天理教とは』(道友社)、『天理教入門』『神さまの話』『増野鼓雪の信仰と思想』(善本社)などがある。平成5年(1993年)、出直し。
文庫判 /512ページ