諸井 慶一郎 編著
長年の研究と信仰実践に基づき、
てをどりのうたとてぶりを深く考察
立教179年に山名大教会から発行された同書を、新たに道友社版として上梓。
扇でナゲる如き手は素手のナゲの手とは違う。素手のナゲの手は月日の述懐で、扇では立て扇がこれに相当する。みかぐらうたは皆神様の述懐であるから特に変わった手振りで意味を表す以外の基本手がこれである。そして扇の手そしられては合掌が揺さぶられる意味の手だと自分は思う。(本文より)
【著者プロフィール】
諸井慶一郎(もろい・けいいちろう)
昭和19(1944)年生まれ。42年、東京大学文学部卒業。52年、山名大教会6代会長。
62年、本部員。平成4(1992)年、天理教校校長。13年、天理図書館館長(2018年まで)。
四六判・並製/420ページ