前作『家族日和』から8年
正夫の巣立ち、将太との再会、
そして次の世代へ…
里子たちや不思議な縁につながる人たちを
「おかえりなさい」と迎える教会家族の物語
里子たちに限らず、人と人とのつながりは、みんな不思議な縁で結ばれていることに気づきます。……わが家(教会)に来てくださる人たちを「おかえり」と言って迎えるようになり、多くの皆さんが「ただいま」と言って玄関を入ってくれるようになりました。(本文から)
白熊繁一著/新書判並製/208ページ
【目次】
●縁あって親と子に
- 文也の登校に付き添う
- 正夫の夢と巣立ち
- 将太、その後…
●つながり合って
- Hさんが残したほほ笑み
- 異国で出会った少女と再会
- Yさんの幸せ
●受け継がれるもの
- バトンと鼓笛隊のコラボ
- 心に刻む母の手
- 「次代へ」
……ほか
【著者紹介】
白熊繁一(しらくま・しげかず)
昭和32年(1957年)、東京都生まれ。56年、ブラジル・サンパウロに設立された「天龍日語学園」の第1期講師として夫婦で3年間勤務。平成10年(1998年)、天理教中千住分教会長就任(2022年まで)。15年、里親認定・登録。19年、東京保護観察所保護司を委嘱。21年、専門里親認定・登録。29年、教誨師委嘱。著書に『家族を紡いで』『家族日和』『おやさまの灯り』『続おやさまの灯り』『おやさまの温もり』(いずれも道友社)がある。